わたし的。余白を活かすデザイン

十何年前のデザインを見て、こう思いました。

変わったな。

と。

昔は怖いことがありました。それは余白です。
ガッチガチにデザインしてインパクトを残す!そんなデザインをしていました。
(もちろん臨機応変にそういったデザインもします。)

ある日先輩が作るデザインに目がいきました。
ガッチガチに組まれている中に1つだけ目立つデザインが。
しかもシンプルなのに目立つ。。。それから余白の大切さを知り意識し始めました。

しかし、難しすぎる。余白があるだけで全体のバランスが悪くなってしまったり、
違和感しかなかったりと、散々な日々でした。
それからは余白を意識する毎日。十何年経った今も勉強の毎日ですが、
なぜ必要なのかがわかってきましたので、
今回「わたし的。余白を活かすデザイン」を
Tea&Restaurant SPOONさんのメニューを使用して紹介します。

まずは納品したメニューです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それに対してガッチガチにデザインしたメニューです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

え?いいじゃん?と思うかもしれませんよね。
遠くから見る分には、、、。
でも注目して欲しいのは目の行き所。
全てに詰め込みすぎるとインパクトがありすぎて、どこを見ていいかわかりません。
商品の美味しさ、数量限定、コメントも埋もれてしまっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

情報は同じなのに余白があるだけで、目の行き場所が明確になってきます。
他にもフォントのチョイスや大きさもありますが、、、そこは追々。

ポイントは何を見せたいのか、どんな商品なのかです。
それを意識していけば自ずと余白の大切さがわかってくると思います。

下は同じ内容ですがデザインを変えた白の余白を意識したデザイン。
ギュッと詰まったデザイン、ですが周りに余白を与えることで何故かゆとりのある
落ち着いたデザインになります。この様に何通りもの余白デザインが生まれてきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

いかがでしたか?考え出すと面白い余白デザイン。
でも非常に難しい余白デザイン。。ワクワクしますね。

--- Related Posts

  1. iPhone5からいきなりiPhoneXsにしてみたら

  2. 私のおすすめな居酒屋さん

  3. 芸術の森公園 – 山梨県立美術館を歩いてみたら

  4. 野菜の本(白菜_グリーンボール)創刊!

  5. 色、色々

  6. 春鶯囀(しゅんのうてん)立春朝搾りのラベルデザイン