そのフォントの名は『くろかね』。
なんか、よく見かけますよね。他にも『昭和書体』とか、ぱっと見で「あれだな」と思うフォントはいくつかありますが、『くろかね』が一番わかりやすいかなぁ。ちょとアンバランスだけとコミカルでポップ。ワイワイした番組で使いたくなるのも頷けます。
フリーペーパーでの場合、本文組みで多用するのは、ゴシックなら「中ゴ」か「太ゴ」の超スタンダード派。明朝の場合は好みの移り変わりもありますが、最近は「秀英明朝」か「凸版文久明朝」のファミリーが読みやすくて好きですね。
さて、そんな自然な流れから今月のミュージックに入っていきますが、今月のテーマは愛すべき『バカ』カテゴリから3選。
1組目は、日本人でメタルorハードヒップホップファンなら、マストで応援すべき&愛すべきバンド『ライズ・オブ・ザ・ノーススター』!!!!!!!!!! 時にはニンジャ、時には応援団風の特攻服に身を包み、ラウドなメタルサウンドとハードなリリックで聴衆の心を沸き立たせる、日本のことが大好きなフランス人5人組の……『バカ』です。エクスクラメーションマークも自然と増えるというもの。
繰り返しますが、ここでの『バカ』は全て褒め言葉です。曲調、小ネタについてはあえて詳しく書きませんので、自分なりの楽しみ方を見つけてみては?(←フォーマット原稿の〆に使われがちな表現)
RISE OF THE NORTHSTAR – What The F***
はい、2組目。『Igorrr(イゴール)』!!!
こちらもフランス人です。なぜ『r』が3つも…とかはもう愚問です。多分に『ヘンタイ』的な要素も持ち合わせていますが(特にベース)、音楽的にかなり散らかってます。「やりたいことは全て詰め込む!」「デス声でも負けないぞ!」という気概を感じます。子どもの頃お母さんに「いい加減に部屋を片付けなさい!」と怒られていたタイプだと思います。きっと。もちろんカッコイイですよ。
IGORRR – Camel Dancefloor [LIVE at Pol’And’Rock Festival 2021]
3組目。ディアブロ・スイング・オーケストラ!!! こちらは打って変わって(?)スウェーデン出身。プログレッシブメタルに位置付けられているようですが、アルバムのファンレビューを読んで「そうだよなぁ」と感じたのは、ジャズのエッセンスを多分に練りこんで、あれこれ詰め込んでいるのに、不思議と一つにまとまっているという不思議なグループ。アレンジセンスが高いんですね。途中でヴォーカルが変わったそうですが、私はどちらも好きですよ。全体に「祭りか!?」というトーンですね。
Diablo Swing Orchestra – War Painted Valentine –
秋の夜長に元気に体を動かしたくなる曲たちですね!
ではまた。