クリエイティブなメソッド「カラーバス」

これまではフリースタイルだったリードスタイルのブログ。
今月から月毎にテーマが設定さました。
8月は「色」について、スタッフみんなで語っていきたいと思います。

グラフィックデザインの仕事は、想像力と創造力の仕事である。と僕は考えています。
そして、僕らデザイナーは常に、この2つと戦って!?います。

「創造力」
日々の鍛錬(大げさ)、つまり技術力がモノを言う部分が大いにあります。

「想像力」
ノリにノってるときは何でもこい!って感じですが、その状態をキープするはとても難しく、アイデアが枯渇することもしばしば。。。

そんなときに僕が使うメソッドが「カラーバス(効果)」です。

カラーバス(効果)とは、ある一つのことを意識することで、それに関する情報が無意識に自分の手元にたくさん集まるようになる現象のこと。
カラーバスは「color(色)」を「bath(浴びる)」、つまり色の認知に由来しますが、色に限らず、言葉やイメージ、モノなど、意識するあらゆる事象に対して起こります。

僕の場合、朝起きた時にその日のテーマカラーを決めます。
ちなみに今日は「赤」と決めました。

この日はモデルさん2人を引き連れての撮影でした。
撮影場所は、野辺山宇宙電波観測所。

テーマカラーを「赤」に設定していた僕は、手前のモデルさんの衣装に意識が行きます。
仮に「白」であれば、後ろのモデルさんやパラボナアンテナに、「青」であれば空に意識がいっていたことでしょう。

撮影現場以外、例えば移動時などでも「赤」のコトやモノがより多く視覚に入ってきます。
信号機の赤、ポストの赤、赤い車 etc…。
脳が意識的にも無意識的にも、より多くの情報を吸収してくれるので、「想像力」を膨らませるヒントになってくれます。

カラーバスはちょっとした遊びにもなります。
街を歩く時に自分なりのテーマカラーを決めることで、いつもの見慣れた風景がガラッと変わって見えてきます。
実におもしろい。

視覚からインプットした情報を、写真など記録として残しておくのも楽しそうです。
ちょっと疲れているとき、気分転換したいとき、新しいアイデアが欲しいとき、そんなときに役立つと思います。
みなさんも是非お試しください。

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